夏祭り(2000)/シャングリラ(2006)/チューチュー ラブリームニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ(2007)/すてきなモリー(2010)

133_05.jpg4月30日はテレワークの予定を変更して出社して、家に帰ってから、期限ギリギリになっちゃったと『ロックバー読本』に投稿しようと事務局のHさんのメールを開いたら、沢山のコラムの寄稿があったそうで一旦募集を〆て、残りを漏れなく掲載するために分冊化する方針とのこと。

マスターからみんなへの寄稿のお礼のメールも入っていて、最大で4冊、少なくともvol.2までは出すと。

■vol.1のスケジュール
・同人コラム(~4/30)
・校了予定(5/6)
・5月前半に出版(Kindleでの確認方法案内)

■vol.2のスケジュール
・同人コラム(〜5/31)
・6月前半に出版(予定)

とのことなので、僕はvol.2に回してもらうことにして、書いていたものは送らずに没(ボツ)にした。

133_06.jpg4月中にということで投稿しようと思っていたのは、僕はCommon Stock(1991-1999)からの客なんで、ちょっとその頃のことも書こうと思っていて、日記で自分のブログの名前のことを書いたので、ロックバーの名前について書いてみた。
引用や転載ばっかりなんだけど、こんなの。
文字数400文字~2000文字は純粋に文字数なのか改行の際の空白も入れるのか、その場合は取りあえず400字を20字×20行で考えればいいのかな?Kindleのフォームって決まってるのかな?とかいろいろ気にもするんだけど、没(ボツ)にした原稿を少し補記修正して転載。


133_03.jpgCommon Stock(19991-1999)とupset the apple-cart(2007- )by He is Me

僕が読んだのは閉店間際だったのだけど、「西新宿の高層ビル街を見上げる場末」(1991年の新聞記事より)にあったロックバーCommon Stockの名前の由来についてマスターの一人、Gさんが『ころがる石ころになりたくて』(1991年6月10日発行)でこんな風に書いている。

ピーター・バラカン氏がブラック・ミュージックの歴史をたいへん親切丁寧にまとめてくれた名著『魂(ソウル)のゆくえ』(新潮文庫)の133ページに、
「・・・(1940年代の)黒人音楽の側から見てみよう。ブルース・シンガーが食っていくために白人のピクニックなどでエンターテイナーを務めた。そんな際には白人のフォーク・ソングを歌うこともあるわけだが、そういった機会を通じて白人の歌に少し言葉を付け足して黒人が歌う、それをまた白人が覚えてまた少し変えたりして、もともとは誰が作った曲か、どちらの文化から出てきたものかもはっきり分からなくなった、「コモン・ストック」と呼ばれる黒人と白人が共有する民謡が生まれた。・・・」(傍線 筆者)
という記述があり、ぼくたちのROCK BAR《COMMON STOCK》はそこから店名をいただいています。
『レット・イット・ブリード』を最後に<ローリング・ストーンズ>を追いだされ1969年に27歳で自宅のプールで水死したブライアン、<フライング・バリッド・ブラザース>を脱退、セカンド・ソロ・リリース直前、1973年に同じく27歳で死亡、宿泊先近くのジョシュア・トゥリー・ナショナル・モニュメント<砂漠の国立公園みたいなものか>で友の手で荼毘(だび)にふされたグラム、ともにいわゆるオーバー・ドラッグで死んでいったといわれる破滅型のふたりですが、彼らこそロック・ミュージックに僕らの考える《COMMON STOCK》のエッセンスを持ち込んだ偉大なるパイオニアという気がしてなりません。

131_07.jpg<ビートルズ>の解散が1970年、直後ジョンは非常に内省的なLP、『ジョンの魂』を発表して人々の耳目を驚かせました。(このLPはぼくが買った4枚目のLP) 時代が変わった感じでした。それは白人が黒人の音楽を、黒人が白人の音楽をやり、おたがいのエッセンスを学びあうといった次元を超え、白人黒人にかかわらず音楽を通して自分のいる、その時代に対する問題意識をつたないにせよ、個人的にせよ、おおげさにせよ、どんな形にしてもなにかしら表現していく、そんな時代の幕開けを感じさせるできごとでした。(マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』は1971年のアルバム) 僕たちはそんな音楽に触れて育ちました。
(『ころがる石ころになりたくて』)

133_08.jpg僕は大学は国公立の経済学部で、原書を読んだわけではないけど、教科書の最初に出て来る経済学の祖と言われるアダム・スミスの著書/講義・講話の記録にはこんなことが書かれている。
「犬のような動物は、たとえ才能があったとしても、それをいわば、共同資産(コモン ・ストック)としたり、生産物を交換したりすることはできない。したがって、彼らの才能の差異は、彼らにとっては何の役にもたたない。人類においては全く事情がことなる。すなわち彼らはその幾多の生産物を量または質に応じて交換することができる。このようにして、哲学者と運搬人は相互に利益をあたえ合うのである。運搬人は哲学者のために荷物を運ぶことによって有用であり、そのかわりに、運搬人は哲学者が蒸気機関を発明することによって、より安い石炭を使うことができる。」
(法学講義)
「人間のあいだでは、もっとも異質的な天分こそがたがいに有用なのであって、それぞれの才能のさまざまの生産物を、取引し、交易し、交換するという一般的性癖によって、いわば共同資財 (common stock) のなかにもちこまれるのであるから、あらゆる人は、自分が必要とする他の人々の才能の産物のどのような部分をも、そこから購買することができるのである。」
国富論

133_02.jpg僕は高校は公立のラグビー部で、みんなで見たオートバイの映画の原作者だったからか、沢山出ていた文庫本のうち小説家になる前の片岡義男の『ぼくはプレスリーが大好き』を買って、ラグビージャージや教科書と一緒に通学のスポーツバックに入れっぱなしにしてよく読んでいた。

個人の努力による経済的成功が現実になりうるとして、それをもっとも小さい状況でながめなおすと、自分の成功は他人の犠牲にほかならない。犠牲者は黒人だけではない、オレたちもここにいるのだ、とブルースをとおして白人が初めて発言できたのが、ロックンロールだった。
アダム・スミスの『国富論』が世に出たのとアメリカの独立とは、おなじ年のことだ。アメリカがようやく自分のかかげてきた理想に不安を持ちはじめた一九五〇年代なかばにチャック・ベリーエルヴィス・プレスリーがあらわれている。歴史の歩みは偶然でも目にみえないほどに小きざみでもなく、はっきりと意図をもって突然にやってくるのだ。
(片岡義男『ぼくはプレスリーが大好き』)

133_04.jpg (略)
ロックンロールは表面的にはハッピーなサウンドであった。
だから、いつのまにか人々の心のなかに入り込むことができた。
入りこんでしまうと、人と人とをきりはなそうとする社会のなかで逆に人々を結び付けあう力を持った。
たとえばファシズムのように、なにかひとつの考え方で人々を半ば強制的にひっくくるのではなく、ひとりひとりが自分自身のことに目覚めたあとで、「YEAH!」なら「YEAH!」のひと言で、物理的なものよりさきにヘッドによるコミュニティをつくりあげる役をはたす、というかたちの結びつきだ。
(略)
(『ぼくはプレスリーが大好き』(1970):片岡義男)

直訳だとリンゴを積んだ荷車をひっくり返す、慣用句として「台無しにする」(この"梯子を外す"みたいな"台を無しにする"というのも慣用句というのかな?)っていう意味のupset the apple-cartという名前は、高校生の時に友達に聴かされて大ファンになった(買ったのはCDになってから)MOTT THE HOOPLEのアルバム『MOTT』(邦題は『革命』)に印刷されたD.H.ロレンスの詩から採ったことはピンときた。
小学校からの友達が大学生の時に、僕らの世代はみんな読んでいた村上春樹の中では「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」が好きだと手紙に書いて寄越して(~彼らが目覚めた時、彼らの頭の中は少年時代のD・H・ロレンスの貯金箱のように空っぽだった~というような比喩を沢山使うのが村上春樹の特徴だった)、CDのジャケットを読み直したりしていた(レコードやCDは日本語の解説のない廉価盤ばかりだったから、書いてあるものは、全部読んだ。音を全部聴くのと一緒。もちろん、どうやって演奏してるのかとか、録音してるのかとか、分からないことも沢山あるんだけど)。
出来るだけ直訳で、七五調で訳してみるとこんなの。

133_10.jpg正気の革命

もしも革命 やるんなら 楽しくやったら いいじゃない
ひどく真面目に やっちゃだめ ひどく熱意を 持っちゃだめ
楽しくやらなきゃ いけないよ。

すべての人を 憎むから そんな理由じゃ なくってさ
やつらの目玉に つばを吐く そんなつもりで やればいい。

お金のために やっちゃだめ 革命やって そうしてさ
お金なんか くそ食らえ そんなふうに 思わなきゃ。

平等なんかの ためじゃなく 平等すぎる からでしょう
りんごを積んだ 荷車を ひっくりかえしゃあ 楽しいよ
りんごがどっちに 転がるか 見てるのって 楽しいよ。

労働階級の ためじゃなく ちょっと貴族を 気取ってさ
愉快な逃げ出す ロバみたく かかとをけって やろうじゃん。

そういや 国際労働の ためにやっても いけないよ
労働ってのは 人間が  ちとやりすぎてる ことのうち そんな一つの ことだから 
労働なんて 無視しよう 労働なんて 終わってる
働くことは 面白い 人っていうのは 面白い だから労働 なんかじゃない。

そうしようよ そうしよう レボリューションを 革命を 楽しみのために やりましょう。

133_09.jpgD.H.ロレンスは『チャタレイ夫人の恋人』が有名な小説家、詩人で、1939年にアダム・スミスやマルクスと並んで有名な経済学者で、同時代を生きたJ.M.ケインズと一度だけ会って、影響を与え合ったそうだ。「昼近くなってパジャマ姿で出てきたケインズの姿を見て、ロレンスはたちまち彼のホモセクシャリティを見抜き、激しい嫌悪感を抱いた」という通説があるが、ケインズの「若き日の信条」を読んでも明確には分からない。
”Sane Revolution”ー正気の革命ーという詩をアルバムに載せたMOTT THE HOOPLEの意図も僕が持っているのが解説のない廉価の輸入盤だからか、よく分からない。

でも、なんとなく、分かる。
ような気がする。
ロックバーでの人と人との出会い、人と曲との出会いも、そんなもんだと思う。

*****

133_11.jpg僕が選ぶ日本のロックは133枚目から。

もう少しちゃんとリクエストしたかった女性/女声ミュージシャンDIVA/MUSEがちょっと中途半端なままなので、女性/女声ミュージシャンを多めに。

事前宣伝無しの発売で、27歳年下の彼女にとっては「ひと回り上」の人たちがアルバイト先に勤め帰りに押し寄せて、帰れなかった思い出があるっていう、ハイスタ
最初のヒット。テレビ・アニメの主題歌。

My First Kiss(はじめてのチュウ)/『Love Is A Battlefield』(2000)-Hi-Standard

当時は、カバーは邪道だったらしい。134枚目。
女子のバンドはみんなコピーしたとか。

夏祭り/『(初)』(2000)-Whiteberry

133_12.jpg2006年、病み上がり。135枚目。

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』(2006)-サンボマスター

赤い方が衝撃かも知れないけど、とにかくシャン・グリ・ラッ♪136枚目。希望の光なんかなくたっていいじゃないか。

シャングリラ/『生命力』(2006)-チャットモンチー

これも女性ボーカル。137枚目。
文化祭ではデスボイスも出せるボーカルが男声パートもやってた。
コーラスはみんなで。
リストにあったかな?

チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ/『ぶっ生き返す』(2007)-マキシマム・ザ・ホルモン

5月31日まで休業とのこと。
聴きたい曲がどんどんたまっていく。これはシングルかな?138枚目。
ぼうず、最後に必ず正義が勝つ。

Beautiful/『ビューティフル/愛する or die』(2008)ー毛皮のマリーズ

明太ロックとは言わないんだろうけど、これもテレビアニメ。男の子向けかな?姉弟で見てたやつ。139枚目。
歩く彼女は雨に怯えて。

曇天/『The World's Edge (ザ・ワールズ・エッジ)』(2009)-DOES

これも女性ボーカル。140枚目。
リストにあったかな?
春を売った覚えなどないのに、あれが全く来やしないわ。

すてきなモリー/『毛皮のマリーズ』(2010)-毛皮のマリーズ

何が来ない?
花かな?

133_07.jpg


日曜日に息子に花をもらった母親は本当に嬉しそう。
母にも義母にも生前数えるくらいだけど花をあげれてよかった。
墓にカーネーションというのもいいかな?あんなにも喜んではくれないと思うけど。

upset the apple-cart(2007- )へのリクエスト(3373,3374,3375,3376,3377,3378,3379,3380)
コモン・ストック(1991-1999)へのリクエスト(3387,3388,3389,3390,3391,3392,3393,3394)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント