Dirty Blvd./『New York』(1989)
尊敬語や謙譲語は使わないにしても、丁寧語は使ったほうがいいんだろうな、と思うのだけど、割愛。オバマ大統領の最終演説。実際はこんなふうではないんだけど、直訳、関西弁、カタカナ英語なしで。
長いので、何回かに分けて。
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気候変動(きこうへんどう)っちゅう難題(なんだい)にも立ち向かわんとな。
この8年間だけでな、僕ら、外国の石油への依存度を半減させたよ。再生可能エネルギーを倍増させた。
この地球を救うための協定へと世界を導いた。
でもな、より大胆な行動を起こさんとな、子供たちの世代は気候変動の存在を議論する時間がなくなるんや。実際。
環境災害、経済の混乱、逃げ場を求めて続出する気候変動難民といった影響に対処するんに忙しゅうて、なんもできへんで。ほんま。
今、僕らは問題に対する最善の解決策についてな、議論することができるし、そうするべきちゃうか?でもな、ただ問題を否定(ひてい)するってことはな、次世代への裏切りやん。
それだけやなくてな、建国の父たちを導いた革新(かくしん)と問題解決(もんだいかいけつ)っちゅう、根本的な精神も裏切ることやないか?
ちゃうか?
啓蒙思想(けいもうしそう)から生まれたな、この精神があったからこそな、アメリカは経済大国になれたんやろ?
この精神があったからこそな、空母キティホークや、ケープ・カナベル砂州(さす)の宇宙ロケット基地から、飛行機や、ロケットが飛ぶんや。
この精神があったからこそな、病気を治し、コンピューターがあらゆる人のポケットの中にあるようになったんや。
この精神、これ、いいかえると理性やな。その理性を信条としてな、冒険心を持ってな、力よりもり正義を重視する精神があったからこそな、アメリカは世界大恐慌の間もな、ファシズムや、圧政への誘惑に抵抗できたんや。ほんま。
この精神があったからこそな、他の民主制国家と一緒にな、第二次大戦後の秩序を築くことができたんやわ。
この秩序っていうんはな、単に軍事力や国同士の利害関係だけに基づくもんやないんや。ほんまに。それだけやなくってな、原理に基づいて、気が付いた事なんや。
それはな、法の支配。
それからな、人権。
そんで、信教・言論・結社の自由、
それとな、報道の自由なんや。
今な、この秩序がな、試練にさらされとんやわ。実際。
まずはな、やっぱり、イスラム教の代弁者を自称する、暴力的な狂信者集団によってやな。
もっと最近やとな、外国の独裁者たちによってな。
彼らは自由市場経済(じゆうしじょうけいざい)、開かれた民主制、市民社会そのものがな、自分たちの権力に対する脅威(きょうい)やって思ってるんや。
そういった人たちがな、僕らの民主制にもたらす危機(きき)っていうんはな、自動車爆弾やミサイルよりはるかに強力なんやわ。実際。何が怖いんやと思う?
それってな、変化に対する恐怖心なんや。
違う外見で、違う言語を話し、違う宗教を信じる人々が、怖いんや。恐ろしいんや。
そういった人たちがな、僕らの民主制にもたらす危機(きき)っていうんはな、国家指導者に説明責任を義務づける法の支配を軽視することや。
意見が違うってことや、言論の自由を許せないっていうことや。
剣や、銃や、爆弾や、特定の思想・世論・意識・行動に誘導しようっちゅう宣伝行為集団がな、何が本当で、何が正しいかを決定する、極め付け、最高の、意思決定者やって信じるっていう気持ちなんやわ。
これはな、こわいで。あぶないで。ほんまに。
(続く)
(2017年1月10日。バラク・オバマ)
リクエストは、ロックバーへのリクエストであるなら、これ落としたらあかんやろ?っていうアルバムから。ミュージシャン自体は、他のアルバムや、1曲だけっていうのや、別のバンドのだったり、関連する曲を108枚に選んだのだけど、これ落としたらあかんと思う。
これ落としたらあかんっていう6枚から。
Search And Destroy/『Low Power』(1970)-Iggy And The Stooges
God/『Plastic Ono Band』(1970)-John Lennon
Dirty Blvd./『New York』(1989)-Lou Reed
Like a Hurricane/『Weld』(1991)-Neil Young & Crazy Horse
Last Goodbye/『Grace』(1994)-Jeff Buckley
Wonderful/『Brian Wilson Presents Smile』(2004)-Brian Wilson
白いのを6曲リクエスト。
******世界はアメリカになればいいと、時々、ちょっと思う。
世界は一向に、アメリカにならないけど。
upset the apple-cart(2007- )へのリクエスト(2346,2347,2348,2349,2350,2351)
コモン・ストック(1991-1999)へのリクエスト(2360,2361,2362,2363,2364,2365)
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