Like A Rolling Stone/『Self Portrait』(1969)
shiho, roku, hiko, syaku, hiroyuki, s-ishii, f-train, m-hara, ga-wa-, okera, mi-hi-, wara-neko, g (敬称略)の13名がリクエストを出したBob Dylan Countdownに行ってきた。ストーンズの時のDGB吉田、真央、ひこ、かば、ユニバース、G、はら、村山、かおり、AI、伊良部、がーわー、山、ミヤハラ、落武者、みーひー、安ドー、わたべ、しゃく、O-mori、たい、上村、ヘロ、横高吉田、さくらい、Tさん、円谷さん、白石、Iemoto、たーくぼ、しほ、E-中村、タクローさん、Freedom Train、おけら、小松、アベル(敬称略)の37名、
ビートルズの時の43名から比べるとずっと少ないけど、1点の"Roll On John"から始まって(同じく1点、同列52位は"Love Minus Zero/No Limit")、88点の第一位"Like a Rolling Stone"までの53曲のカウントダウン・セットリストが面白い。
順番に写してるリクエストは、ちゃんとみんなの了解はとっていないけど、ご容赦願うとして、最期は、選挙管理委員って投票するんだっけ?出来ないのは選挙運動だっけ?っていうのはともかくとして、ロックバー、upset the apple-cartのマスター、gさんのリクエスト。
1.Like A Rolling Stone(Before The Flood) 22位
2.Like A Rolling Stone 1位
3.Like A Rolling Stone(Albert Hall) 28位
4.My Back Pages 14位
5.All I Want To Do 33位
6.Queen Jane Approximately 27位
7.Highway 61 Revisited 6位
8.Just Like A Woman 3位
9.Don't Think Twice, It's All Right 13位
10.Forever Young 49位
by g
僕が今回10曲に選ばなくて、全体では第一位だった、ローリング・ストーン誌がロック50周年を記念して企画した『100 Greatest Songs Of All Time』で第一位だった、イギリスのロック雑誌、MOJO誌の1997年の『The 100 Greatest Singles』では"Good Vibrations"(The Beach Boys)、"Strawberry Fields Forever"/"Penny Lane"(The Beatles, 両A面)に次いで第三位だった、"Like A Rolling Stone"を、g さんは、バージョン違いで1位~3位に選んだ。
このバージョンは特に聴きたくないと思うけど、僕が今回、すとんと腹に落ちて、リクエストを見送ることにしたきっかけになったイギリス、ワイト島での1969年のライブを。
Like A Rolling Stone/『Self Portrait』(1969) -Bob Dylan
*********以下は、ローリング・ストーン誌がロック50周年を記念して企画した、『100 Greatest Songs Of All Time』の記事よりの抜粋、無断転載です。
*********
「ぼくがこの曲を書き上げたんだ。失敗はしなかった。すべてストレートにやった」
(ボブ・ディラン。24歳。1965年のレコーディング後のインタビュー)
「楽譜はなかったし、すべて耳だけでやってったんだ。行き当たりばったりで、完全にパンクなセッションだったよ。本当にあの場で起きたってものだったんだ」
(アル・クーパー。2005年頃のインタビュー)
「リズムをとって言葉を書きつけてったもんで、ある時点までは誠実だったものへ向けた、自分の中の確かな憎悪を洗いざらい書いたもんだったんだ」
「《 kiddin' you 》と《 didn't you》と韻を踏む最初の2行が書けたときにはぶっ飛んだよね」
「それから曲芸師とか、クローム・メッキの馬とか、尖塔の上のお姫様とか、そういうのを形にできたときには、ちょっとすごいことになっちゃったんだよね」
(ボブ・ディラン。1988年『ローリング・ストーン』インタビュー)
Like A Rolling Stone/『Highway 61 Revisited』(1965) -Bob Dylan
********『ドント・ルック・バック』では、”ライク・ア・ローリング・ストーン”のなれそめや、その源泉となった彼の音楽的な出発点がオフステージの合間に明らかになっていく様子が収められている。
その最初の映像ではサイドマンを務めるボブ・ワイノースが、ディランにハンク・ウィリアムズの”ロスト・ハイウェイ”の出だしを歌わせていて、ディランはそれを
《ぼくは転がる石だ、ぼくはひとりで彷徨っている
罪深い人生を送った代償がこれなんだ》
と歌い上げる。
その後、ディランはピアノの前に座り、コードをいくつか弾いていくが、それをロックンロールの原型とも言える形へ繋げていくことで、”ライク・ア・ローリング・ストーン”のメロディのベースとなる形ができていく。
後にディランはリッチー・バレンスの”ラ・バンバ”からちょっとネタを拝借したと語っている。
「ボブは『とにかく、あのB.B.キングっぽいものだけは、ファッキン・ブルースだけはやらないでくれよな。それとは違ったものを弾いてもらいたいんだ』と言ってきたんだよ」
(マイク・ブルームフィールド。生前のインタビュー)
ディランはその後、ピアニストのポール・グリフィン、ベースのラス・サヴァカス、ドラマーのボビー・グレッグを含むスタジオのバンドにも同じようなことを言い渡した。
「ぼくがどのように演奏してもらいたいのかを伝えて、それが嫌なら、じゃあ、ぼくとは演奏するなってことだった」
「”ライク・ア・ローリング・ストーン”はぼくが書いたものの中で最高だね」
「サウンドが大好きだ。」
「(歌詞は)嘔吐するほど不快。」
Like A Rolling Stone/『Before Flood』(1974)-Bob Dylan
本や雑誌を写してばっかりなので、有名なアルバート・ホールでの「ユダ!(裏切り者!)」、「お前の言うことなんか信じない。お前は嘘つきだ」、「さあ、でかい音でいくぞ」というやりとりの話はまたにして、ちょっと、今回の13名がリクエストを出したBob Dylan Countdownに僕が「ライク・ア・ローリング・ストーン」をリクエストしなかった理由を。初めてボブ・ディランを聴いたのは、小学校か中学校の時で、ラジオから流れてきた「ライク・ア・ローリング・ストーン」か「風に吹かれて」かのどちらかだと思う。
一番、有名で、売れた曲は、この2曲だと思う。
2曲とも、良い曲だし、好きな曲だ。
でも、今回は、僕が作れそうな曲はリクエストしないことにした。
ボブ・ディランが「嘔吐するほど不快」と言った歌詞は、ピーター・バラカンさん曰く「サビ以外の部分は、英語が分かる人もちゃんと全部聴いているわけじゃないと思う」とのこと。
前に歌詞を訳してみたら、僕が作れそうな歌詞だった。
というよりも、僕が言いそうなことだった。
もちろん、サウンドはとても作れないし、歌えない。
でも、歌詞は、僕が言いそうなことだった。
サウンドと歌声は、聴いていると、「古い慣習や社会のしがらみなんて、体制やシステムなんて、くそくらえ!俺たちゃ、転がる石ころだぜ!イエー!」という気分になる。
そんな気分になるサウンドと歌声だと思う。
1946年、神戸生まれのロックライターの小倉エージさんはこんな風に言う。
「かつて派手な生活を送りながら無一文に成り果て、住むべき場所はおろか食事にもありつけなくなった主人公と彼女のかつての取り巻き達。
眼前に突きつけられた現実をどう受け止め対処するのか、というリフレインは聴く者への問いかけでもある。
誰もが衝撃を受け、自問した。
時代を経てもなお、あの衝撃は薄れてはいない」
(レコードコレクターズ。2012年10月号)
ロックバーのマスターも同じようなことを言っていたので、多分、同時代体験として聴いた人たち、あるいは少し遅れて、自分の周りの環境が当時のアメリカやイギリスやと同じようになった頃に同時体験として聴いた人たちにとっては、「問いかけ」だったのだと思う。
でも、僕には、「オレは転がる石ころか?」という自問はなかった。
あったのは、自分に対して向けられるべき憎悪、反省を、好きな、でも、うまく望んだ形での「好き同士」になれない異性に向けてしまうという、嫌な思い出の反芻だ。
ここには、社会や体制やへの憎悪やいら立ちやはない、と思う。
ボブ・ディランには、その時、そんなものなかった、と思う。
でも、サウンドを研ぎ澄まし、偶然が重なった楽曲は、聴いた人に、「古い慣習や社会のしがらみなんて、体制やシステムなんて、くそくらえ!俺たちゃ、転がる石ころだぜ!イエー!」という気分にさせるものになった。
Like A Rolling Stone/『The Bootleg Series, Vol. 4: Bob Dylan Live, 1966: The "Royal Albert Hall Concert"』(1998) -Bob Dylan
『Self Portrait』(1969)に収録された「ライク・ア・ローリング・ストーン」は、歌も演奏もヘロヘロ、グダグダ、ヨレヨレで、
「もうこんな歌、歌いたくない。そんなふうに言うつもりはなかったんだ。本心じゃない。
君のことを言ったんじゃない。
嘘ではないし、本当に思ったことだけど、でも本心じゃない」
と歌っているようだ。
それぞれのボブ・ディラン、その13。
ボブ・ディランのランキング表をもらって、帰りの電車の中でリストを眺めていると、ひとりひとりのリストから1曲ずつリクエストしていくと、ちょうど僕の裏ベスト13になるなと思って、一気に酔いがさめた。
まあ、そんな風に素面(しらふ)でいるのが、自分らしいと思った。
新宿のロックバー、Common Stock(1991-1999)、upset the apple-cart(2007- )へのボブ・ディラン、裏ベスト・ランキングです。
1.Like A Rolling Stone
2.Blowin' In The Wind
3.I Want You
4.A Hard Rain's A-Gonna Fall
5.Ballad Of A Thin Man
6.Lay Lady Lay
7.It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry
8.One More Cup Of Coffee
9.Love Minus Zero/No Limit
10.Isis
11.The Times They Are A-Changin'
12.Forever Young
13.Wallflower・・・これだけ知らない曲だったので、Hazel で。
by He is Me
毎度のわがままなリクエスト、ご容赦です。
一緒に3曲とか4曲とかリクエストした日もあるけど、今回投票した常連さん(同人さん?)たちのリクエストって結構かからないですもんね!
時々、ブログを読んでいただいているようで、ありがとうございます。
次回のカウントダウン・イベントは、レッド・ツェッペリンだそうです。
Common Stockへのリクエストが1100曲になりました。
Request to 『upset the apple-cart』(1083,1084,1085,1086)
Request to 『Common Stock』(1097,1098,1099,1100)

この記事へのコメント
ありがとうございました♪(*^ ・^)ノ⌒☆
私の見た
「あなたが選ぶ名曲(アメリカ)」
でも1位でした。(*゚▽゚*)
2位はストーンズの「サティスファクション」
だったか。。。。(´ε`;)
あと、ジョニーBグッドとか。。。
あの「イマジン」でさえ
4位ぐらいでした( ・(ェ)・)
日本とは違う感覚にびっくりの
今日この頃です。(*´∀`*)
本当に感覚が違うなって思うことや、逆に地球の反対側で同じ感覚で聴いていることを不思議に思ったりもします。
東欧の民主運動で歌われたのが、レボリューションではなく、逆面のヘイ・ジュードだったり、というのはいいなあ、と思いますが、
一方で、イマジンを自己犠牲を旗頭にしたテロリズム讃歌と捉えられたり、宣伝カーでミュージシャンに無断でロックを大音量で流したり・・・
でも、ブログでは、有名な曲、良い曲、好きな曲だけ、リクエストするようにしています。
コメントありがとうございます。
宇宙みたい。
瞬間の構想がすごい。
宇宙人みたいです。
運命というのは、閃くもの、想像するもの、創造するもんだな、と思いました。
おっちゃん、すごい。
普通の人みたい。
地球も宇宙ですよーっだ、とか、地求人も宇宙人ですよーっだ、とか、毎日命を懸けたり、人のご母堂を出べそだと罵倒したりという、普通の罪深い小学生でした。報いかな?
コメントありがとうございます。
ピーター・ガブリエル(ゲイブリエルじゃないんですよね?www)も同じタイトルで歌ってる。
うんうん
壁の花の少女
女の子には女性の生理
・・何にもわかってない日本語訳。
あなたは分かってて、これだけ外す。
でも、女の子にはどっちがいいのかは分かりませんよ!www
Wallflowerは見たことがなくて、そうでなくても、花の種類とか名前は疎いのですが、昆虫図鑑に続いて植物図鑑を買ってもらうべきところ、怪獣図鑑をねだった報いですね。
コメントありがとうございます。
その前があなたの一番。最後の二曲はリクエストしてない。
そして、全体の一番二番。
これだけのことを帰りの電車で、リスト眺めるだけで、どうして出来るんだろ?
どんな頭してるんだろ?(((((((・・;)
偶然なんでしょうか?
計算され尽くされたストーリー。
更にあなたの最初のリクエスト。
そして、マスターのリクエスト。
う~ん、怖くなってきた(((・・;)
小学校では野球帽、中学校では学帽、高校ではヘッドギア、38歳のときは鬘(かつら)、今ではたまに防寒用の・・・
う~ん、哀しくなってきた(((・・;)
コメントありがとうございます。
行き当たりばったりで、でも、計算され尽くされたような・・・秩序かな?
不快だったらご容赦です。
規律や統制は嫌いですが、秩序と言ってもらえてとても嬉しいです。
コメントありがとうございます。
こじつけですよ、とか謙遜されると思うけど、一瞬でビジョンが描ける。
きっととても優秀な、普通のサラリーマン(笑)なんですね~
そして、あなたはきっと、普通のさらはそれが普通ですよーなんていう。。。
ジョン・レノンもそうですね^^;
ポールってそういうのあまりないような気がします。
だから、一番人気があったのかな?
リンゴの「僕が一番好きってファンはいないけど、二番目に好きなら、グループで一番じゃないかと思うんだ」っていうのも、ある意味ミソジニー?
でも人類の半分が女性って不思議です。
でも「リクエスト化」する人なんていませんよ!
神‼︎
優秀ではないですが、普通のサラリーマンですのでそれが普通です。
さら(皿)といえば、ディスコ(ディスコテーク)の語源はディスク(皿、レコード)で、演奏をするパブやライブハウスに対して、(選曲をして)レコードをかける飲食店が広義ではディスコです。
ロックバーをディスコとは言いませんが・・・
コメントありがとうございます。
遅レスご容赦です。
>憎悪さん
思い違いはあるにせよ、ほんの一瞬でいろんなことを判断できる人類の脳は本当にすごいですね。
思い違いを後で修正できるのもすごい人類の能力ですが憎悪、嫌悪はそれがなかなか難しいのでいろんな宗教がそれをいさめているのかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
遅レスご容赦です。
>ビジョンさん
ビジネス教書の第一章に載っているようなことですが、「ビジョン」とは「言語化」であるって本当に大切ですね。「数値化」は「計画」と言うようです。
コメントありがとうございます。
言語化出来ないなら、思想ではなくて、思念に過ぎないってことかな?
宗教ではなくてインチキってことね。
文章力つければ、排除出来る?
夏休みの絵日記の宿題は「絵」は好きだったので苦痛でもなんでもなかったですが「文」はいつも困っていました。
両親に連れて行ってもらった旅行だと行きの最寄りの私鉄の駅までだけでも5枚くらいになって、コンサートが始まるまでに武道館の外観や看板の写真でいっぱいになるポールのファンのようですね。
それとは別の毎日の天気はいつも8月の終わりに写したり調べてもらったりしていました。
この日記を書いた日の天気も覚えていませんが、酬いですね。
コメントありがとうございます。
今日もいい天気です。
混ざってる。
ライク・ア・ローリングストーン好きな人がみんなあなたのようだとはとても思えない。あなた、やっぱり、変わってる。
でも、そんな一瞬がそこにあって、読みたいときだけ読んでいい。
読みたくないときは読まなくていい。
それがロックって教えてくれる。
静かになった選挙の日。
初めて、選ぶ気になった。
静かな一日に見えてくる。
あなたの気持ちが見えてきた。
選挙、行ってきます。
行ってらっしゃい、気を付けて、と返信しようと思ったら、もう投票終わりですね、すみません。
今日は何度もきつねが嫁入りしましたが、その間も蝉が鳴き続けていました。でもうるさい拡声器の声が聴こえず静かで気持ちが良く、少しビートルズを聴きました。2枚目とか3枚目とかのシンバルがうるさいやつ。
音さんの出てくるドラマの台詞とビートルズの架空のセットリストはもう少し続けます。
コメントありがとうございます。