Oliver's Army/『Armed Forces』(1979)

画像同級生のAちゃんに町山智浩さんの『本当はこんな歌』("What Their Songs Really Mean". カバーイラストはRockin'Jelly Bean。アスキー・メディアワークス。2013年)が出ると教えてもらって本屋に買いに行ったら案の定なくて、高校一年生の男子に頼まれていた宮台真司さんの『日本の難点』(幻冬舎新書。2009年。)を買ってきて読んだ。

『多数決は間違いを含みます。米国はいわば「信仰者の国」ですから、人間の必謬性に敏感な人々が大勢います。
多数決で決まったから内容が正しいなど信じる人の割合は、日本よりむしろ少ないでしょう。
それでも間違いから学んで前進するしかないと考えるのです。』
とか、

『別の言い方をすれば、学生たちの就職活動が「自分探し」に傾斜していて、肝心の「社会さがし」(社会の探求)が疎かになっている。これは日本的勘違いです。採用活動をしている企業から、そうした勘違いをしている者たちを含めた学生らがどう見えているかという「企業目線」への、鈍感さが度を越しています。』
とか、

『そうじゃない。「いじめはしちゃいけないに決まってるだろ」という人がどれだけ「感染」を引き起こせるかです。スゴイ奴に接触し、「スゴイ奴はいじめなんかしない」と「感染」できるような機会を、どれだけ体験できるか。それだけが本質で、理屈は全て後からついてくるものです。』
とか、

『「生きていれば良いことがある」とか「死ぬほどのことじゃない」といった物言いは、「今まで良いことはなかったのに、これからあるとどうして分かるんだ」とか「能天気なお前に、俺のつらさの何が分かるんだ」といった反問を思いつかせることで、自殺をかえって後押ししてしまいます。
唯一、本当に効き目のある物言いは、「お前が死んだら自分は悲しい」「お前が死んだらつらくて生きていけない」といったものです。子供たちはすぐにそれを察します。同時に、こうした言葉は、それを支える関係性の履歴がなければ、空念仏に等しくなるということも、理解します。』
とか、

いちいちもっともだけど、本を読んで、文章を理解できる人のために書かれた本だな、と、まあ、当たり前のことだけど、そう思った。

あとがきで、『本書の全体を読み通すと、叙事詩やギリシア悲劇を通読したような、あえて言えば文学的な印象を与えるはずです。』と書いたのは、さすがに人気のある、ベストセラーをたくさん書いた文筆家だな、と思った。

さて、僕のリクエストは、象。

いただいたコメントの通り、ブラック・アイド・ピアーズの素敵なラップ・ナンバーが入ったアルバムは、アフリカゾウだ。

勝手な思い込みかもしれないけど、子供のころ、プロ野球チームの子供会に入っていて、子供たちだけでも行けた「家族園」と名前の付いた遊園地と動物園が一緒になった動物園のエリアには、アフリカゾウとインドゾウの両方がいた記憶がある。

戦車みたいな大きなアフリカゾウと、悲しい目をしたおばあさんみたいなインドゾウ。

多分、アフリカゾウがジャケットのエルビス・コステロのナンバー。

Oliver's Army/『Armed Forces』(1979)-Elvis Costello

こんな歌詞。
へたくそな関西弁、都都逸風五七調。コステロの歌詞は難しいので、適当。

(注)訳は、僕が、心底うまいと思っているオリバー・ソースや愛すべきチャーリー浜さんについて言及したものではありません。誤解なきよう。

おれにしゃべらせへんとって
一晩中でもしゃべっとる
おれの心は ふらふらと 夢遊病者や あてならん
世界を正しくしとる間に
おれは 職安 電話中
アンタの望んだ 職あった?

おりばーはんの軍隊が
ここにおるで 進んでく
おれはどっか ほかんとこ 
今日のここじゃないとこに
ここじゃないとこ 行きたいや

検問所には ちゃーりーが
ニコリともせず おったんや
たしかに 実際 笑っとる 場合やないで
そらそうや
アンタが人を殺す道 来たときゃ それは 引き金を
引くしか道がないんやで
後に残るは 未亡人 白いクロンボ お方付け
はい スクラップ はい どうぞ

香港なんていつでもな
占領できるで はいどうぞ
ロンドン あふれる アラブ人
パレスチナだって はい 行くよ
チャイナ・ウォールも はい 超えて
マーシー川と テムズ川
タイン川から 来たガキと いっしょに ぐしゃっと はい どうぞ

危ないことは あらへんで
そいつは プロの仕事やで
閣下さまのお耳にね 入れれば決まる はい どうぞ
はい スクラップ はい どうぞ
運が悪けりゃ 職なくて でも はい 我々 送ります
ヨハネスブルグに はい どうぞ
はい スクラップ はい どうぞ
象が 踏んだら つぶれるわ
再生不能に つぶれるわ

おれはどっか ほかんとこ 
今日のここじゃないとこに
ここじゃないとこ 行きたいや


画像町山智浩さんの『本当はこんな歌』("What Their Songs Really Mean". カバーイラストはRockin'Jelly Bean。アスキー・メディアワークス。2013年)は、ザ・ホワイト・ストライプスとか、スマッシング・パンプキンズとか、ブームタウン・ラッツとか、
パール・ジャムとか、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとか、

フィル・コリンズとか、エミネムとか、
クリープ/レディオヘッドとか、B.Y.O.B./システム・オブ・ア・ダウンとか、

結構、リクエストしたミュージシャンばかりだし、曲もかぶっているので、読むのが楽しみだ。

リクエストは、持っていない2009年に出たリマスタリングされた、もともとステレオだったビートルズの6枚目のアルバムから。

I Want To Tell You(2009)/『Revolver』(2009)-The Beatles

「私はあなたに話したい」/『回転式拳銃』というのは、くだらないダジャレです。

僕が写生したのは、優しい目をした、足の太い、アフリカゾウに負けないくらい、強そうなインドゾウ。
正面から、アフリカゾウみたいに耳を広げて、鼻を持ち上げているところを、紙いっぱいに描いた。

Don't start me talking
I could talk all night

ハイエクが「考えるべき材料の宝庫」、「一般経済学で言えば、アダム・スミスの地位を占めてもおかしくない」と評した「資本論」第2巻に相当する、「蓄積論」 第2章の続きは,宮台真司さんの『日本の難点』にはジョン・ロックやウェーバーなんかも引用しているので、また。

Request to 『upset the apple-cart』(966,967)
Request to 『Common Stock』(980,981)
Selfish Link to My Own Blog
Many Rivers To Cross/『Pussy Cats』(1974)
Livin' on a Prayer/『Crossroad』(1994)
Hair of the Dog/『Hair of the Dog』(1975)
Generator/There Is Nothing Left to Lose(2009)

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この記事へのコメント

あなたには
2013年07月02日 13:03
ロックの神さまが憑いている。
ロックの神さまに選ばれた民だ。
選曲、丸かぶりです。
2013年07月02日 22:05
>あなたにはさん
誕生日会の出し物を仕込みに来たら、Deep
purpleのBurn!(Live!)。
ついてる!
コメントありがとうございます。
2013年07月02日 22:30
クラッシュのホワイト・ライオットの続いてメガデスのピース・セルをかけるのはどこのどいつだ?
ついてる。
2013年07月02日 22:44
コステロ、オリバー・アーミー。ブルー・ハーツ、人にやさしく。セブン・ネイション・アーミー、ホワイト・ストライプス。ダメージド・グッド、ギャング・オブ・フォー。
ロック・バー。
2013年07月02日 23:12
アークティック・モンキーズ。プライマル・スクリーム。リグレット、ニュー・オーダー。モノクローム・セット。ニルソン。ミッシェル・ガンの世界の終わりをリクエストしようかと思ったら、キングがかかった。
2013年07月02日 23:35
ラモーンズ、ボンゾ・ゴーズ・トゥ・ブリッツリーグ。カン、アウトサイド・マイ・ドア。ディーボ、ビー・スティッフ。一体誰のリクエストだろう?
未来は過去からやって来る。
外道、いえ、オフ・コースでYes-No。
米国は
2014年03月05日 21:08
多数決で決まったから内容が正しいなど信じる人の割合は、日本よりむしろ少ないでしょう。
それでも間違いから学んで前進するしかないと考えるのです。
・・・やっぱりこういうふうに考える人が今回のウクライナをどう考えるのかっていうのは読んでみたいと思います。
2014年03月16日 21:22
>米国はさん
ウクライナについてあまり書けなかったので、Zepのリクエストの中で歴史の短いアメリカや長い歴史のアイルランドの伝統音楽についてちょっと触れています。
ボンゾ・ゴーズ・トゥ・ブリッツリーグも実況していたページにコメントをいただいて、ブログを書いて返信洩らしました。すみません。
コメントありがとうございます。
遅レスご容赦です。

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