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zoom RSS A Thousand Miles Away(1958)/George Clinton(2008)

<<   作成日時 : 2017/07/30 22:31   >>

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画像放課後にはよく映画を見に行った、楽しかったよ。青い目をした少年は無邪気に言う。
それは3年前、当時9歳の彼がまだシリア北部の都市ラッカの外れに暮らしていた頃のこと。
父に連れられて行くこともあったし、学校の先生やクラスメイトと一緒のこともあった。

野外の会場には日よけの傘の下に大画面のテレビが据えてあり、みんな粗末な椅子に腰掛け、クッキーをつまみながら上映開始を待った。
いろんなビデオがあったけれど、筋立てはいつも同じ。
黒ずくめのISIS(自称イスラム国)戦闘員がクファール(不信心者)の支配する町を「解放」し、勝利を祝う血みどろの儀式として不信心者の首を切り落とす。
演技ではない、映像の全ては実際に起きたこと。
ジハード(聖戦)って楽しそうだ」。
そう思ったと、少年は言う。

少年の名はモハメド(12)。
今は叔父に引き取られ、シリア国境に近いトルコ南部の町レイハンルで暮らしている。
筆者は今年5月に叔父の家で彼に会ったのだが、まず驚いたのは、彼が斬首の映像を平気で見ていたという事実。
「だって不信心者だもの、殺していいんだ」と少年は言い、そういう映像を見たり、町でISIS戦闘員の姿を見掛けたりすると「すごく興奮した」ものだとも語った。

エミリー・フェルドマン(ジャーナリスト)
(『Newsweek』 日本版 2017年8月1日号より抜粋)

画像『The Soundtrack of American Graffiti』(1973)『カバーと元歌』のリクエスト(長門芳郎さんの解説、僕の蛇足の解説付き)。

Sideー4
5.サウンド・マイルズ・アウェイ・・・ハートビーツ

ニューヨーク出身の黒人5人組ハートビーツが1956年〜57年にかけてヒットさせたR&Bの名曲。
全米チャートでは53位まで上がった。
'60年にも同じバージョンがチャート・インしている。
ハートビーツのリーダー、ジェイムズ・シェパードは1961年にシェップ&ライムライツとして再デビュー、「ダディーズ・ホーム」の大ヒットを出した。
(長門芳郎)

(注1)サウンド・マイルズ・アウェイというのは、執筆(しっぴつ)か校正(こうせい)か写植(しゃしょく)かの間違いで、タイトルの一覧ではちゃんと(あ、ちゃんとでもないか、ア・が抜けてるか)サウザンド・マイルズ・アウェイとなっている。

(注2)1海里(sea mile)は1852 mであるが、1マイル(mail)は1760 ヤード (yard) 、1609.344 m である。

(注3)原曲のタイトルは、”A Thousand Miles Away”だから、1000マイル、1600 km 離れて、という意味だと思う。
東京からだと九州や北海道よりも遠くて、上海(しゃんはい)くらいかな?

(注4)ニューヨークからだと、・・・シカゴより遠いな。南部だとニューオリンズあたりかな?
ダーリンと呼びかけているけど、父ちゃん早く帰るからな、とか、俺の仕事(business)は早く家に帰ることっていうのは、出稼ぎの歌かな?

日記では本や新聞はよく写すんだけど、あまり読まない週刊誌から。

叔父のラエドは、少年と2人の兄弟──イブラヒム(10)とサリム(16)──がISISの思想に染まることを恐れていた。昨年、父親を説き伏せて、一家をラッカ(シリアのISIS拠点)からトルコへ引っ越させた。
今は2つの家族が同じ家に暮らしている。

兄弟3人はシリア難民のための学校に通っている。
一日でも早く聖戦思想を捨ててほしいと思うから、ラエドは甥たちに@Padを買い与え、自身が経営する古着屋で働かせ、「よきイスラム教徒=聖戦士」という思い込みを変えさせようと試みている。
だが引っ越しから9カ月たった時点でも、甥たちはISISに心酔していた。
「人の頭はコンピューターじゃない。一度ダウンロードした情報は、そう簡単に消せない」とラエドは言う。

エミリー・フェルドマン(ジャーナリスト)
(『Newsweek』日本版 2017年8月1日号より抜粋)

画像リクエストは、ジョージ・クリントンの2008年のアルバムから。

A Thousand Miles Away/『George Clinton and His Gangsters of Love』(2008)−George Clinton

元歌は、『アメリカン・グラフィティ』のサントラから、日本のコーラスグループも歌ってたかな?
似てる曲ってだけかな?

A Thousand Miles Away(1958)−The Heartbeats

*****

甥たちの扱いでは幾つか過ちを犯したとラエドは言う。
デッカから越してきたばかりの頃、女性に対する偏見を変えさせようと、長男のサリムを浜辺に連れて行った。
ところがビキニ姿の女性を見たサリムは、「あいつらの首を切り落とし、あいつらの血で海を赤く染めてやる」と息巻いていた。
真っ先にダウンロードしたのは戦争ゲームだった。

それでもラエドは、徐々にだが確かな手応えを感じている。

ただしレイハルンで時々見掛けるISISシンパの子供たちには楽観していない。
最近も、自分の経営する古着屋でこんなことがあったそうだ。
客の女の子がラエドに服のサイズを聞きに来た。すると、彼女の兄である少年が激怒して「男に話しかけるな!」と叫んだ。

「聞きたいことがあれば俺に言え。
神に誓って言う。
故郷に戻ったら兄貴に言い付けて、おまえの首を切ってやる」

やりきれない、とラエドは言う。

「中には聖戦思想に染まったままで大人になる子もいるだろう。
そうしたら彼らは、未来の世界全体にとって頭の痛い存在になる」

エミリー・フェルドマン(ジャーナリスト)

(Newswee 日本版 2017年8月1日号より抜粋)

画像もう少しリクエストを。
オーストラリアのバンド。
タイトルが一緒ってだけかな?

1000 Miles Away(1991)− Hoodoo Gurus

もう1曲。
ジョージ・クリントンがジョン・レノンのトリビュートカバー集でやったやつ。

Power To The People/『Working Class Hero』(1995)−Various Artists

これにはちょっと思い出がある。

Common Stock(1991-1999)への2600曲目なので少し。

渋谷陽一さんのこんな「ビートルズ穴ぼこ論」は、1980年頃に書かれたものだと思うけど、先に1970年に書かれた片岡義男さんの「ぼくはプレスリーが大好き」を読んでいた高校生にとっては、文章が下手糞で、二番煎じで、幼稚に思えた。

編集者として実績を積んだデビュー前の小説家が書いたものに比べて、実に事実誤認も多いなあって思った。

画像聞き手の方は決してそんな状態に満足していたわけではない。
しかし選択の余地がないのだから、不満足ながらそうした歌を聞いていたのである。
そして自分達がいったいどのような歌を求めているのかもわからないまま、潜在的な欲求不満をつのらせていた。
ビートルズのデビューは、その何んだかわからないが欲求不満という若い世代の欠落感覚をバックに行なわれたのだ。

(略)
ビートルズが出現したのは偶然でもなんでもない。
それは彼等を求めていた無数の若い聞き手という歴史的必然があったから生まれてきたのだ。
ビートルズというリバプールの貧乏人四人によって結成されたグループに、ポール・マッカートニー、ジョン・レノンという白人ポップス史上五指に入る大天才が二人もいたというのは奇蹟(きせき)といってもいい偶然である。
しかし僕らが見なければならないのはそんな偶然ではなく、欠落部分という必然の方なのだ。

(渋谷陽一。『ロックミュージック進化論』1990年、新潮文庫。※昭和五十五年に書かれたものを加筆、出版)

******

『Working Class Hero』(1995)は、あまりいいアルバムではないと思う。あまり聴かれなかったと思う。

でも、ああ、二番煎じでも、三番煎じでも、出がらしでも、いつもいつも、誰かが言い続けなければいけないんだなって思った。

そんな思い出がある。

upset the apple-cart(2007- )へのリクエスト(2583,2584,2585,2586)
コモン・ストック(1991-1999)へのリクエスト(2597,2598,2599,2600)

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